一.奇妙礼太郎トラベルスイング楽団

こんにちは。もちこです。
本日より連続四回、5/5の出演順にアーティスト紹介をお届けしていきます。
トップバッターは、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団です!今回は、トゥナイト事務局DJ兼HP制作を主に担当するカナ(id:ninnycat)よりご紹介させて頂きます。

音楽に心を動かされるということ。それは、歌詞の内容を物語として理解して、その上で自分の体験や考え方と照らし合わせ、共感できる場合にのみ起こるのだと、わたしはこれまで思っていました。例えば恋をしている時やそれを失った時、新しいことを始める時、何かに迷って心が折れそうになった時。自分と似たような境遇にいる主人公が気持ちを代弁してくれているような歌に、感動したり励まされたり、時には更に深い悲しみや絶望を感じたりする。そういう、何か自分とシンクロするものがなければ、音楽を聴いて泣くことなど決してないと。

そう思っていたわたしにとって、奇妙礼太郎のライブはある意味衝撃でした。地下にあるライブハウスの小さなステージで初めて聴いたその歌声はわたしの心のずっと奥の方にストレートに届き、そのまま丸ごと揺さぶって、どうしようもなく切ない気持ちにさせたのです。曲調や、歌詞の内容などまったく関係ありませんでした(ついでに言うならその時の彼は、ギターのチューニングすら覚束ないほど酔っ払っていました)。彼の、音楽に対する気持ちがこもった歌声そのものがわたしに涙を流させるのです。彼が歌うなら、ドイツ語だろうとアラビア語だろうとディベヒ語だろうと、たとえ地球上に存在しない言葉であったとしても、きっとわたしは同じように感じたと思います。そしてそれはとても心地よい体験でした。

「このものすごい歌うたいを、ひとりでも多くの人に知ってもらいたい。歌を聴いてもらいたい!」そんな使命感のようなものを胸に、ライブ後の彼に声をかけました。「わたしたちのイベントに出てもらえませんか?」

1月に行われた「もちつき☆トゥナイト!」から4ヶ月。ZINKのステージに奇妙礼太郎が帰ってきます。しかも今度は「奇妙礼太郎トラベルスイング楽団」として、彼の歌声を愛する強力な仲間と一緒に。

「音楽」とは文字どおり「音を楽しむ」こと。簡単なようでいて実は忘れがちなその事実を、トラベルスイング楽団は改めて気づかせてくれることと思います。

byカナ(id:ninnycat)

カナさんからこの紹介文を頂いたとき、「うんうん」と何度も頷きながら読みました。もっともっと沢山の人が奇妙さんの歌声の魔法にかかればいいのに!

ちなみに公式HPをひも解くと、こんな風に書いてありました。

大根!人参!ロックンロール!くよくよしようぜ!
シナトラ気取りのフリークスとガラスのハートにワサビを塗りすぎた5名から10数名のキンキー・ミュージシャンズが、春の入学&ファースト・キッス・シーズン、微熱なフォーエバーヤングスに贈る、ソフト問題児×ハード迷子な栄光のオープンチャック・集団ダンス・ミュージック!南コロンビアのチョコな路地裏から聞こえる薫り高いトランペット&ボーンにニューハンプシャーのファットな高級マンションからこぼれるスリンギーな鍵盤をシェイクした千客万来のビッグ・ダッチ&モブサウンズ!つかめグラミー賞4部門!100万光年のファンタスティックな夜、あまりある情熱はたぶん太陽のわすれもの!

全くわけが分かりませんね!笑
でも、みんなにこにこ笑顔のステージ、な雰囲気は伝わったのではないかなぁと思います。大いに笑い、踊り、歌い、そして飲みましょう!ビールをお忘れなくー!