三．ゆやゆよん

こんばんは。もちこです。
当日の出演順にアーティスト紹介をお届けしていますが、前回の植木遊人さんに引き続き、トゥナイト事務局スタッフのミキより、ゆやゆよんについて紹介させて頂きます。

わたしが初めてゆやゆよんを観たのは、2007年の3月に福島セカンドラインであった【響音響鳴】というイベントでした。

セッティングするメンバー3人を見ながら、なんとなく近寄りがたい印象の整った顔のベースの男の人と、一見とてもドラムを叩きそうには見えない優しげな雰囲気のドラムの女の人と、ものすごく恰幅の良いギターの男の人っていう、そんな全く共通点の無さそうな3人が一緒に音楽をやっているっていうのがなんだかすごくおもしろいなぁと思ってわくわくしました。

そしてライブが始まり、3人の音が鳴った瞬間、体に電気が走るような衝撃を受けました。
カナさんの、踊れ踊れと言わんばかりのダンサブルなリズムのドラムと透明感のあるコーラス、ナカジーの歪んだギター、そしてウエノさんの淡々とした歌声。
それらが絶妙に絡み合って、なんとも言えない気持ちよさを感じました。
特にウエノさんの声は、声というよりも音として聞こえ、同じ言葉をループされたりするとその気持ちよさから抜け出せなくなります。
これは中毒性があるなぁと、困ったような嬉しいような。

わたしにとってゆやゆよんとの出会いとは未知との遭遇でした。
本当に今までに見たことのないもの、感じたことの無いものに出会うとこんな気持ちになるのか、ということを知りました。
出会えた奇跡に感謝しています。
そして、まだゆやゆよんを観た事が無い人達にもこの奇跡を感じてほしいです。

ゆやゆよんのライブ、是非是非ご期待ください！

ｂｙミキ

今回、「文学☆トゥナイト！」開催にあたり、どなたに出演していただくか検討していく中で、一番最初に名前が挙がったのがゆやゆよんでした。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、バンド名の「ゆやゆよん」は中原中也の詩の一節の「ゆあーん　ゆよーん　ゆやゆよん」から取られたものです。内省的で文学的な歌詞がダンスロックと絡み合い、ものすごくクセになります！！どうぞお楽しみに！